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【2025/05/05 04:13 】 |
夜の女神・ニュクス
ヒュプノス「おかーさん♪」
ニュクス 「なあに?」
ヒュプノス「だいすきー♪」

夜の女神・ニュクスは所謂原初の神で、ぶっちゃけて言えばエロスの兄弟に当たります。

ニュクス 「ふふっ、いい子ね」
ヒュプノス「またまもってね♪」
ニュクス 「私の可愛い子。何回でも守るわよ」チュッ
タナトス 「オレもオレも!」
ニュクス 「もちろん、タナトスも。みんな私の大切な子供よ」チュッ
ヒュプノス「(´ω`)ニャー♪」
タナトス 「(´ω`)ニャー♪」

あらゆる争いを中断させる神でもあり、あのゼウスでさえニュクスと争うのを嫌うくらいでした。
こんなお話も残っています。

ヘラ   「ヒュプノス。悪いんだけど、ゼウスをちょっと眠らせてくれないかしら?」
ヒュプノス「いーよー♪ えーい☆」
ゼウス  「うぅん、どうしたんだ……。急に眠く……バタッ( m_ _)mZZZzzz」
ヘラ   「ようし、今のうちに……『嵐』よ! ヘラクレスの乗った船を流しておしまい!」
嵐    「イエスマム!!」

――……

ゼウス  「Σはっ! うっかり眠ってしまった! ヘラクレスは……ああっ! もうあんなところまで流されて!」
     「ヒュープーノースー!」
ヒュプノス「Σ(゚ω゚;)ウニャッ!?」
ゼウス  「いくらハデスの部下でも許せーん!! 突き落としてくれるわっ!」
ヒュプノス「いやあああああああ!!!!!! にげるし! ちょーにげるし!!」

ダッ

ゼウス  「待ちなさーい!!」

ダッ

ヒュプノス「いやあああああああ!!!!!! かーさん、かーさん、たすけてぇー!!」
タナトス 「Σ(゚Д゚)!!」

ガッ

ゼウス  「捕まえたぞっ! こっちに来なさい!!」
タナトス 「ΣΣΣ(゚Д゚;)!?」
ヒュプノス「きゃあああああああ!!!!!!」

タナトス 「ヒュプノスが、ヒュプノスが〜! えっえっ……(ノД;)グシグシ」
ニュクス 「あの子が!?」

ニュクス 「ヒュプノス!」
ヒュプノス「かーさん! ふえぇ、たすけてぇ〜!」ジタジタバタバタ
ゼウス  「ぬうっ、ニュクス……!」
ニュクス 「お願い、その子を離して!」
ゼウス  「いやしかしだね……!」
ニュクス 「……わかりました、私、ボイコット致します。ヒュプノスをそこから突き落とすと言うのなら、冥界に引き篭らせていただきます」
ゼウス  「Σそれは困る! ……くっ、仕方ない……!」

パッ

ヒュプノス「あーん、かーさーん!(ノд<)エグエグ」
ニュクス 「よしよし、もう大丈夫よ」ナデナデ
ヒュプノス「あうー(ノд;)グシグシ」

ヘルメス 「いいんスか?」
ゼウス  「良くはないが、ニュクスにボイコットされるとどうなるか……!」
ヘルメス 「どうなるんですか?」
ゼウス  「静寂と安らぎが無くなって、神も人も争い続けることになる」
ヘルメス 「うへぇっ」
ゼウス  「俺でさえも、ニュクスの不興を買いたくないんだ」

どんなに激しく争っていても、人間達は日が暮れると各々の陣へと帰り、続きを翌日に持ち越したそうです。
我が子を守り切れなかったガイアとは大違いですね。
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【2010/04/18 14:28 】 | 冥界の神々 | 有り難いご意見(0)
カロンさんの特別編
ヒュプノス「ハデスさま〜♪」
タナトス 「ハデス様〜♪ 魂連れて来たよ〜♪」スリスリ
ヒュプノス「ほめて〜♪」スリスリ
ハデス  「よしよし、いい子達だね」ナデナデ
タナトス 「(゚ω゚)ニャーン♪」
ヒュプノス「(゚ω゚)ニャーン♪」

ハデス  「ここに魂を運んでくるのも、タナトスとヒュプノスの仕事だけど、カロンの仕事でもあるんだ」
タナトス 「飛べばいいのに」
ヒュプノス「ねー」
ハデス  「仕方ないよ。人間は飛べないんだから」

ハデス  「カロンに船を出して貰うには、運賃を払わなくちゃいけない。だから、人間は死ぬと口にお金を入れて、墓地に埋葬されるんだ。旅仕度を整えてあげることは、とても重要なことだって考えられていたんだよ」
ヒュプノス「たまにむりやりのるよねー」
タナトス 「(゚皿゚)シャーッ!!」
ヒュプノス「タナトス?」

タナトスは過去にヘラクレスに蹂躙されています。

ハデス  「あはは、よしよし。ヘラクレスのことを思い出したんだね」
タナトス 「……(ノд;)クンクンスピスピスンスン」
ハデス  「ヘラクレスの時は大変だったなぁ。カロンってば、ヘルメスがいたのに乗せないって言い張ったみたいだし」
ヒュプノス「いきてたからかな?」
ハデス  「かも知れないね。それで力ずくで出航させられたみたいだけど、ヘルメスがいたんだからさぁ……」
タナトス 「オシオキオシオキ(゚∀゚)゛ケラケラケラケラ」
ヒュプノス「くさりにつながれてた、ね(゚∀゚)゛ケラケラケラケラ」
ハデス  「俺の命令に逆らうようなものだったからね。1年間鎖に繋いでやったよ」

ヒュプノス「オシオキのにんげん、いたね」
タナトス 「いたね!」
ハデス  「テセウスとペイ何とかだね」

ペイリトオスです。

タナトス 「テセウスは逃げちゃった」
ヒュプノス「すぐまたきたけどね!」
タナトス 「すぐだったね(゚∀゚)゛ケラケラケラケラ」

テセウスはケルベロス捕獲に来たヘラクレスに救出された後、自国に戻りました。
しかし自分が立ち上げた民主制により追い出され、父の土地・スキュロス島へ行きました。
スキュロス島の王はテセウスを恐れ、海へ突き落として殺したと言われています。

ヒュプノス「でもなんでだっけ?」
タナトス 「忘れたー」
ハデス  「……俺のペルセポネたんを略奪しようとしたんだ! ガッテム!!」

ペイリトオスは救出出来なかった為、そのまま冥界で果てたようです。

ゼウス  「えーっくしゅ!」
ヘルメス 「風邪ッスか?」
ゼウス  「俺が風邪?」
ヘルメス 「引かないッスよね」
ゼウス  「全知全能俺チート」

尚、ペルセポネ略奪はゼウスが神託で唆したとも言われています。

タナトス 「人間の綺麗な子も来たね!」
ヒュプノス「きたね!」
ハデス  「プシュケたんかな」
タナトス 「お菓子持ってた」
ヒュプノス「ケルベロス、うれしそうだった」
ハデス  「ケルベロスはソップに目が無いからねぇ。カロンもソップが好きで、運賃として貰ったみたいだよ」
タナトス 「何でこっち来たの?」
ヒュプノス「えっと、ペルセポネさまの『うつくしさ』をくれってきたね!」
ハデス  「そうそう。よりにもよって、ペルセポネたんから『美しさ』を……!」
ヒュプノス「でもあれ、オレの『ねむり』いれたハコ」
タナトス 「死ぬ人にあげる『眠り』だよね」
ヒュプノス「うん。ペルセポネさまにたのまれたの」

プシュケはアプロディテに命令され、ペルセポネから『美しさ』を箱に入れて分けて貰いました。
やつれた自分に嘆き、エロスの妻に相応しくないと考え、ペルセポネから預かった箱を開けてしまいました。
その為、プシュケは死んでしまいましたが、エロスがアプロディテに嘆願し、プシュケはエロスの妻として神々に迎えられたそうです。
ペルセポネは『美しさ』は即ち『眠り』だと言い訳をしたのだとか。
眠りの神・ヒュプノスを従える彼女らしい言い訳ですねぃ。

タナトス 「ペルセポネ様と言えば、珍しい贈り物、あったね!」
ヒュプノス「あったね!」
ハデス  「あれを持って来た時のカロンってば、嬉しそうだったね。俺も嬉しかったよ」
ヒュプノス「きんきらのこえだ♪」
ハデス  「そう。ペルセポネたんへ、聖なる黄金の小枝をあげるってね。あれを持って来る人ってなかなかいないよ……!」

アイネイアスはエリュシオンに住む父に未来を聞く為、巫女の助言でペルセポネへの贈り物を持って冥界に下りました。
そのあとは彼等が話している通りです。

〜♪ 〜♪♪ 〜♪

タナトス 「(゚∀゚)!!」
ヒュプノス「(゚∀゚)!!」
ハデス  「あれは、オルフェウスの竪琴だね」
タナトス 「オレ、あれ好き!」
ヒュプノス「オレも好き!」
ハデス  「次の仕事までちょっと時間あるね。俺も一緒に聴こうかな」
タナトス 「∩(゚∀゚)∩))))ヤター♪」
ヒュプノス「∩(゚∀゚)∩))))ヤター♪」

オルフェウスは毒蛇に咬まれて亡くなった愛妻・エウリュディケを取り返す為、得意の竪琴を弾きながら冥界に来ました。
彼の奏でる音色は冥界を優しく切なく満たし、冥界の誕生以来初めて、全ての罰と苦しみが中断。
その音楽はハデスとペルセポネの心を動かして、特別に妻を生き返らせる約束を獲得したのです。
ハデスに「地上に出るまでは絶対に振り返ってはいけない」と言われていましたが、その言葉を信用できず、あともう一歩のところで振り返り、妻は冥界に引き戻されてしまいました。
失意のオルフェウスはその後、ディオニュソスの祭で興奮した世話役の女性達に八つ裂きにされ、河へ捨てられ、彼の竪琴は島に流れ着いたともゼウスが見付けて星座にしたとも言われています。
殺されたオルフェウスはエリュシオンでエウリュディケと再会し、今も美しい音楽を奏でているそうです。
【2010/04/18 13:06 】 | 余談(本家) | 有り難いご意見(0)
ケルたんの弱点
ハデス  「それにしても、何でみんな簡単にステュクス河に誓いを立てるんだろう……」
     「ヘリオスの子供が来た時もびっくりしたけどさ」
     「アレスの孫娘が来てたり、冥界はいつもサスペンスだよ!」
     「そうそう、ケルたんは甘いものが大好きなんだよ。ねー?」
ケルベロス「わふ♪」パタパタ
ハデス  「ソップって言う、蜂蜜を塗ったお菓子があるんだけど、それをあげると生きてる人間でも冥界に来れるよ」
     「ソップはカロンも大好きなんだ」
カロン  「あれは美味」
ハデス  「プシュケたんだっけ? 彼女がこっちに来た時も、ケルたんとカロンにソップをあげて、ペルセポネに会いに来たんだよ。お茶によく合うから、俺も好き」
     「ついでにケルたんは綺麗な音楽にも弱いよ」
ケルベロス「わうん?」パタパタ
ハデス  「オルフェウスの竪琴、綺麗だったねぇ」
ケルベロス「わん♪」パタパタパタ
ハデス  「あと、ずーっと冥界にいる所為か、ヘリオスにも弱いー。よだれがすっごくだりだり出ちゃう」
ケルベロス「わふわふ♪」
ハデス  「よしよし。もう少しだからね。そのよだれから、トリカブトができたってお話もあるんだよ」
ケルベロス「わぉん♪」ガバッ
ハデス  「ちょっ、ケルたん、重……重ーい!!」
【2010/04/18 10:01 】 | 余談(本家) | 有り難いご意見(0)
ヘルメスさん
in 冥界

ハデス  「ヘルメス〜、……お茶〜(´・ω・`)」
ヘルメス 「だから冥界でお茶は気分ちょー沈むッスよ!」
ハデス  「(´;ω;`)ウッ」

ハデス  「グシグシ。ヘルメスって生まれた時から鬼畜だったお」
ヘルメス 「おいおい。天才って言えよ」
ハデス  「鬼畜だお。大切なことなので二回言ったお」
ヘルメス 「おk、表出ろ」
ハデス  「裏ならあるお」

裏=タルタロス

ヘルメス 「おk、じゃあ地上に出ろ」
ハデス  「今日のお仕事まだ終わってないからダメだお……」
ヘルメス 「じゃあ終わったら天界まで来い」
ハデス  「行ってもヘルメスがいるとは限らないと思うんだ」
ヘルメス 「それもそうだな」

ハデス  「ヘルメスはね、生まれてすぐ、アポロンから雌牛50頭盗んだんだお!」
ヘルメス 「やー、あの時はお腹空いてね!」
ハデス  「しかも牛さんを後ろ向きに歩かせたり、草で作った草履で足跡の小ささを隠したり、目撃者に口止めしたり、してたみたいだよ」
ヘルメス 「一応自覚はあったみたいだな」
ハデス  「最後のは口止めにはならなかったようだけど」
ヘルメス 「口止め!」
ハデス  「口止めじゃないと思うお」
ヘルメス 「口止めです!」

ムギュッ

ハデス  「いひゃいお……。わかっら、くひろうぇらお」
ヘルメス 「よろしい」

パッ

ハデス  「(ノシ;ω;`)グスン」サスサス
タナトス 「(゚∀゚)゛アヒャヒャヒャヒャ♪」

ハデス  「でも実はMだお。時々冥界に下りてエリニュス達に鞭打ちされてるお」

※嘘です。エリニュスの紹介の際、死者使者と変換ミスした所為です。

ヘルメス 「だっ、誰がMダッテー!!」
ハデス  「ヘルメス」
ヘルメス 「おk、裏に来い。閉じ込めてやんよ」
ハデス  「いやあああああああ!!!!!!」
【2010/04/18 09:42 】 | 余談(オリジ設定入り) | 有り難いご意見(0)
シーシュポス
ゼウス   「あっ、あの子かわゆす! 誘拐誘拐♪」
シーシュポス「ぁ」
アイギーナ 「きゃああああっ!」

アーソーポス「そんな訳で娘が行方不明なんだけど、知らないか?」
シーシュポス「お城に絶対涸れない泉くれたら、教えてあげちゃうかも知んないデスヨ」
アーソーポス「(゚∀゚)!!」
※アーソーポスは河神

シーシュポス「娘さんはゼウス様に誘拐されますた」
アーソーポス「(゚A゚)!?」

アーソーポス「うちの娘達を犯した揚げ句、末娘の処女まで奪うなんてガッテム!!」
シーシュポス「で、あっち行きますた。ソースは俺」
アーソーポス「㌧!!」

ゼウス   「アイギーナたん、かわゆす、かわゆす♪」
アイギーナ 「ゼウス様アァン」
アーソーポス「ゼウス様!!」
ゼウス   「(゚Д゚)!?」
アイギーナ 「お父様!?」
アーソーポス「今日と言う今日は」

ダッ

アーソーポス「逃げんなゴルァ!!」
ゼウス   「逃げるし!! 超逃げるし!!」

ゼウス   「やべーやべー、カミナリ家に置いて来ちゃったよー。何とかやり過ごさないと……。……やり過ごす?」

アーソーポス「ゼウス様待てゴルァァァァァ!!」
岩(ゼウス)「…………………………」

ゼウス   「危ない危ない……!」

ゼウス   「そんな訳で、そぉい!」
アーソーポス「(゚Д゚)!?」
バリバリバリバリ

アーソーポスは雷に撃たれて、河になった今も焼けた石炭の固まりが出るんだそうな。
アイギーナとゼウスの息子・アイアコスは、ゼウスに可愛がられ、敬虔な性格も手伝って、死後の世界でも敬われるようになったとさ。

ハデス  「アイアコスは審判者としても優れてるお」
アイアコス「御褒めに与り、光栄です」
ハデス  「神々の裁判の調停もしてて、凄いんだお」
アイアコス「いえいえそんな、私なんてまだまだです」
ハデス  「帰って来れなくなると困るから、これ持ってると良いお」

そんな訳で冥府の鍵を預かってると言うお話も。
残念話はこれが原因。

シーシュポス「親父が死んだけど、何で俺じゃなくて兄弟が王位を継いでるんだ!! ムカつくー!! 神様何とかして!!」

神「姪と子供作れば良いよ。その子が恨みを晴らしてくれるよ」

シーシュポス「神託ktkr! てな訳でテューローちゃん、らぶらぶ、愛してるよー♪」
テューロー(姪)「おじ様、ダメですわ! 近親相姦アァン♪」

シーシュポスはテューローとの間に2人の子供をもうけます。
が、やがてテューローは利用されたと気付き、子供達を殺してしまいます。

ゼウス「もう怒った! 俺ちょー怒った! アイギーナたんとのデートを邪魔して見逃してやったっつーに、もう我慢ならん! オシオキじゃーい!!」

ハデス  「で、何で俺のとこに来るの?」
ゼウス  「やー、だってタナトスってばヘタレだし?」
タナトス 「(´・ω・`)ショボン」
※タナトスは過去にヘラクレスの妨害に遭ったことがありますw
ハデス  「あれはしょーがないじゃん。ケルたんを素手でのしちゃう規格外だったんだよ」
タナトス 「ハデス様……(´;ω;`)ブワッ」
ゼウス  「でもまた逃がしたら困るんだよ、俺が」
ハデス  「しょーがないなぁ。俺が捕まえて来るよ。タナトス、ソイツから裁判するから、それまで死者を連れて来ないでね?」
タナトス 「イエスボス!!」
ハデス  「ペルセポネたん、ちょっと留守にするね」
ペルセポネ「すぐに帰って来てね?」
ハデス  「モチロン。アイアコス、タルタロス(色々封印している冥府の奥)の鍵探しといてくれる?」
アイアコス「畏まりました」
ハデス  「ケルたん、いい子にしててね」
ケルベロス「キューンキューン」

と、手錠を持ってシーシュポス捕獲に向かったハデスさん。
ところが……

シーシュポス「ハデス様、ハデス様、それで俺を捕まえるんですか?」
ハデス   「そだよ。この手錠から抜けられた死者は誰もいないんだ(キリッ」
シーシュポス(うはっ、キリッとかテラキメェ)
シーシュポス「それじゃあ、どうやって解除するんですか? それができるなんて、ハデス様スゲー 俺もやってみたいっす!」
ハデス   「あははっ、そ、そぉ? こんなの簡単だよー」

シーシュポス「やって見せてくださいよぅ!」
ハデス   「おkおk、まずはこれをこうして……」

ガション←自分の手に手錠をかけるハデスさん

ハデス   「教えてあげるお。ここのね、これを……」
シーシュポス「やーい、引っ掛かった引っ掛かった(゚∀゚)ケラケラケラ」
ハデス   「(゚Д゚)!?」

こうしてハデスさんは自分が捕われましたとさ。

ハデス「そー言えば俺、タナトスに『死人連れて来んな』っつったっけ……」

ガチャガチャ

ハデス「外れねーし……グスッ……あーあー、きっと誰も死ねずに首無し人間とかがその辺をウロウロ……いやあああああそれ何て鬱ゲー!!!!!!!」

ガチャガチャガチャガチャ

ハデス「それよか早く帰らないと、ペルセポネたんが帰っちゃう! いやあああああああああ!!!!!!!!」

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

冥府の神様はとてもイイ声で啼くようです(゚∀゚)ケラケラケラ

シーシュポス「いいかい、メロペー。決して俺の葬式を出してはいけないよ?」
メロペー  「はい」

さてさて。
ハデスさんがシーシュポスさんちに捕われて困ったのは、ゼウスでもタナトスでもなく、戦争の神・アレス。

アレス   「せっかく倒したのに死なないとかナニソレ」

アレス   「ったく、ハデスってば何やってんだゴルァー!!」
ペルセポネ 「あなた!! って何だ、アレス君なの……(´・ω・`)ショボン」
アレス   「俺の顔見るなり(´・ω・`)とは良い度胸じゃねーか。と、それよりタナトスはどこだゴルァ」
タナトス  「う?」
アレス   「てめぇ……っ! 膝枕とは良い度胸じゃゴルァァァ!!」
タナトス  「ペルセポネ様、キモチヨス……(´ω`*)ハフン」
ペルセポネ 「あらあらまあまあ。タナトスってばすっかり猫になっちゃって。それでアレス君、御用はなぁに?」
アレス   「なぁにじゃねぇよ! こいつが仕事サボってるから、戦争やっても誰も死ななくて、地上がグログロになってんだよ!!」
ペルセポネ 「あらまあ」
タナトス  「サボりじゃありません! ハデス様が帰って来るまで誰も死者を連れて来るなって命令したんです! ゴロニャーン♪」
アレス   「ガッテム。ハデスはどこだ!」
タナトス  「知らない」
ペルセポネ 「私も、留守にするとしか……」
アレス   「ムキーッ!!」

アレス   「父ちゃん父ちゃん!」
ゼウス   「アレス! 良い所に! 実は兄貴が……」カクカクシカジカ

アレス   「Noooooooo!! マジウゼェ!! 捕まるとかどこの姫だゴルァ!!」
ゼウス   「兄貴がいないと困るだろ? 助けてやってくれよ。な?」
アレス   「チッ。しょーがねーな!!」

――――――…………

ハデス   「グシッグシッ。ペルセポネたん、もう地上に帰っちゃったかなぁ……。それとも誰かに掠われて……いやあああああああ!!!!!!!!!」

アレス   「ああもううっせぇ!」
ハデス   「(゚∀゚)!! あれすぅー♪」
アレス   「キモイ声出すなksg!!」
ハデス   「だって、俺のペルセポネたんが盗られるかと思うと……(´;ω;`)ウッ」
アレス   「あーあー、わかったから泣くな! 助けてやんよ!」
ハデス   「(゚∀゚)!!」

ガチャガチャガチャ

アレス   「あーくそ、難しい!」
ハデス   「そこはそうじゃなくて、こう……」

ガチャガチャガチャ

アレス   「燃え尽きたぜ……真っ白にな……」
ハデス   「ヤッター∩(゚∀゚)∩!! ペルセポネたーん! 今行くよー!」ダッ
アレス   「バカッ、元凶忘れんじゃNEEEEEEEEE!!!!!」

そんなこんなでシーシュポスは捕らえられ、冥界に連行。
が、しかし……

アレス   「うらぁ、キリキリ働け!!」
ハデス   「あぁん、アレス痛いお! 死んじゃうお!」
アレス   「神だから死なないだろーが! ったく、てめぇが冥界を留守にしてた所為で、地上がグログロになってるってのに……!!!!」
ハデス   「だからタナトスがフル稼動してるんだけど」
アレス   「てめぇもさっさとやれ!」
ハデス   「いやあああああああ!!!!!!」

――同刻――

ハデス(声)「いやあああああああ!!!!!!」
ペルセポネ 「ごめんなさいね。主人は今忙しくて、貴方までまだまだかかりそうなの」
シーシュポス「いえいえ。とても素敵な奥様ですね!」
ペルセポネ 「あら、そう? おほほほほ……♪」
シーシュポス「それに比べ、うちの嫁ったら酷いんですよ! 俺の葬式あげてくんないんです!」
ペルセポネ 「まぁっ!」
シーシュポス「見返してやりたいんで、3日くらい生き返って良いですか?」
ペルセポネ 「ええ、そうね。痛い目見て貰いましょう」
シーシュポス「あざーっす!!」

こうしてシーシュポスは生き返りました。

シーシュポス「なぁぁんちって☆(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ♪」

まだまだ続く。

数日後。

ハデス   「や、やっと、終わったお……。ペルセポネた〜ん!」(抱擁の構え)
ペルセポネ 「あなた! 大変なのよ!」

スカッ

ハデス   「ああん、ペルセポネたん、何?(´;ω;`)シクシクシクシク」
ペルセポネ 「何日か前に生き返らせた人が来ないの!」
ハデス   「うん、まあ、普通は数年くらい生きちゃうよ」
ペルセポネ 「そうじゃなくて! 3日間だけって約束だったのに、帰って来ないのよ!」
ハデス   「ナンダッテー!!(゚Д゚)」

ハデス   「ヘルメス! ヘールメェェェェッス!!」
ヘルメス  「はいっ、何スか!」
ハデス   「シーシュポスを捕まえて来て!」
ヘルメス  「ラジャッ」

ペルセポネ 「あなたが捕まえに行かないの?」
ハデス   「また捕まっちゃったらヤダー それにペルセポネたんとイチャイチャしたいー」
ペルセポネ 「まぁ、あなたったら♪」
ヘルメス  「捕まえましたっ(`д´)ゞ」
ハデス   「は……早いね、うん。ありがとう(´;ω;`)シクシク」

ハデス   「肉体労働の刑! あの岩を坂のてっぺんまで持ち上げろぃ!」
ペルセポネ 「あなた、甘いわ」
ゼウス   「そうだぞー! テューローちゃんカワイソー!!」
ハデス   「あれ? 何でゼウスがいるの?」
ゼウス   「そんなこたぁどうでもいい! 人間だって死ぬに死ねなくて、地上がグログロになっただろ!」
ハデス   「わわわわかったよぅ! アイアコス達もぉk?」
アイアコス 「イエア」

そんな訳で、散々神々を翻弄したシーシュポスは、『大岩を坂の上まで転がす』刑に処されました。
大岩は坂の上に到達すると、坂の下まで転がって最初からやり直す羽目になります。
今でも果てしない徒労を『シーシュポスの岩』と言うそうです。
そして妻のメロペーは、そんな夫に恥じて、夜空に輝く星の姉妹達から姿を消したそうです。

ハデス   「ペルセポネたん、やっとイチャイチャできるお!」
ヘルメス  「あー、スンマセン。そろそろ地上に戻る時期ッスよ」
ペルセポネ 「あら、そう?」
ハデス   「いやあああああああ!!!!!! ペルセポネたん、カムバァァァァァック!!!!」

めでたしめでたし?

ハデス   「これ何てエロゲー!!!!!!!!」
【2010/04/18 02:33 】 | 罪人の話 | 有り難いご意見(0)
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