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ヒュプノス「おかーさん♪」
ニュクス 「なあに?」 ヒュプノス「だいすきー♪」 夜の女神・ニュクスは所謂原初の神で、ぶっちゃけて言えばエロスの兄弟に当たります。 ニュクス 「ふふっ、いい子ね」 ヒュプノス「またまもってね♪」 ニュクス 「私の可愛い子。何回でも守るわよ」チュッ タナトス 「オレもオレも!」 ニュクス 「もちろん、タナトスも。みんな私の大切な子供よ」チュッ ヒュプノス「(´ω`)ニャー♪」 タナトス 「(´ω`)ニャー♪」 あらゆる争いを中断させる神でもあり、あのゼウスでさえニュクスと争うのを嫌うくらいでした。 こんなお話も残っています。 ヘラ 「ヒュプノス。悪いんだけど、ゼウスをちょっと眠らせてくれないかしら?」 ヒュプノス「いーよー♪ えーい☆」 ゼウス 「うぅん、どうしたんだ……。急に眠く……バタッ( m_ _)mZZZzzz」 ヘラ 「ようし、今のうちに……『嵐』よ! ヘラクレスの乗った船を流しておしまい!」 嵐 「イエスマム!!」 ――…… ゼウス 「Σはっ! うっかり眠ってしまった! ヘラクレスは……ああっ! もうあんなところまで流されて!」 「ヒュープーノースー!」 ヒュプノス「Σ(゚ω゚;)ウニャッ!?」 ゼウス 「いくらハデスの部下でも許せーん!! 突き落としてくれるわっ!」 ヒュプノス「いやあああああああ!!!!!! にげるし! ちょーにげるし!!」 ダッ ゼウス 「待ちなさーい!!」 ダッ ヒュプノス「いやあああああああ!!!!!! かーさん、かーさん、たすけてぇー!!」 タナトス 「Σ(゚Д゚)!!」 ガッ ゼウス 「捕まえたぞっ! こっちに来なさい!!」 タナトス 「ΣΣΣ(゚Д゚;)!?」 ヒュプノス「きゃあああああああ!!!!!!」 タナトス 「ヒュプノスが、ヒュプノスが〜! えっえっ……(ノД;)グシグシ」 ニュクス 「あの子が!?」 ニュクス 「ヒュプノス!」 ヒュプノス「かーさん! ふえぇ、たすけてぇ〜!」ジタジタバタバタ ゼウス 「ぬうっ、ニュクス……!」 ニュクス 「お願い、その子を離して!」 ゼウス 「いやしかしだね……!」 ニュクス 「……わかりました、私、ボイコット致します。ヒュプノスをそこから突き落とすと言うのなら、冥界に引き篭らせていただきます」 ゼウス 「Σそれは困る! ……くっ、仕方ない……!」 パッ ヒュプノス「あーん、かーさーん!(ノд<)エグエグ」 ニュクス 「よしよし、もう大丈夫よ」ナデナデ ヒュプノス「あうー(ノд;)グシグシ」 ヘルメス 「いいんスか?」 ゼウス 「良くはないが、ニュクスにボイコットされるとどうなるか……!」 ヘルメス 「どうなるんですか?」 ゼウス 「静寂と安らぎが無くなって、神も人も争い続けることになる」 ヘルメス 「うへぇっ」 ゼウス 「俺でさえも、ニュクスの不興を買いたくないんだ」 どんなに激しく争っていても、人間達は日が暮れると各々の陣へと帰り、続きを翌日に持ち越したそうです。 我が子を守り切れなかったガイアとは大違いですね。 PR |
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