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【2025/05/04 17:00 】 |
ペルセポネ略奪2
むかーしむかーし。
あるところに2人のおバカさんがいました。
片方はテセウスと言う名の(一応)英雄、もう片方はペイリトオスと言う名の王様でした。
どちらも不幸な事故(?)により、独り身となってしまった為、今度こそはと幸せな結婚生活を願いました。

テセウス 「我々が不幸な運命なら、それに負けないくらい幸運な嫁を娶ればいいんだ! ってな訳で、ゼウス様の娘を嫁にしよう!」
ペイさん 「うはwwwテラ策士wwwww流石英雄www 誰にする?」
テセウス 「 綺 麗 な 奥 さ ん は 好 き で す か ? 」
ペイさん 「(即答)好きです(キリッ」
テセウス 「把握。じゃあまずはスパルタのヘレネだな。絶世の美女らしい。今はロリで流石にヤバイから、大きくなるまで養育洗脳うへへw」
ペイさん 「もう1人は誰が良いだろう?」

ゼウス(声)「ペルセポネが良いよ! っつかペルセポネを何で選ばないんだksg! ハデスはトロいから、略奪も簡単だぜー♪」

ペイさん 「神託ktkr!」
テセウス 「ペルセポネと言ったら冥界の女王! それを嫁にしたら俺達、死ななくね!?」
ペイさん 「英雄ktkr! 」

――冥界(同時放送だったようですw)

ハデス  「Σちょ! テラヒドス!! ペルセポネたんは渡さないおっ!」
ペルセポネ「あ、あなた……っ!(ノд;)ガタガタ」
ハデス  「大丈夫だおっ! ペルセポネたんは必ず守るお! ついでにちょっとゼウスを1発殴って来るお!」ギュッ
ペルセポネ「気を付けて……!」
ハデス  「ありがとお!」チュッ

ハデス  「ちょっと冥界から離れるお! テセウスとペイリトオスが来たら、引き止めておいてほしいお!」
ケール  「 ゙(゚∀゚)゛ケタケタケタケタ」
メガイラ 「おーけー、あたし達の女王様を奪おうなんて、目にモノ見せてやらなくちゃ!」
ハデス  「ひ、控え目にね?ヾ(´・ω・`;)」
ケール  「∩(゚∀゚)∩ケタケタケタケタ」
ハデス  「行って来るお!」

――地上

ハデス  「いつもながら眩しいおー!コシコシ(ノ゙Д-)」ヨタヨタ

バサッバサッバサッ

ゼウス(鷲)「ハデス、GETだぜ☆(゚∀゚)」
ハデス  「いやあああああああ!!!!!! これ何てお約束ー!!!!!!」

――天界

ハデス  「何するお! 本当に何するお! 何でよりにもよってペルセポネたんなんだお!!」
ゼウス  「やー、だってよりにもよって俺の娘狙うとか吐かしてンだぜ? お仕置きしてやんねーと! てな訳で、そっち側のお仕置きは任せた」
ハデス  「……物凄いお仕置きしちゃっていいの?」
ゼウス  「おkおk、俺が許可する!」
ハデス  「ようし……! がんばるお!」

さてさて。
まずは手近なところから、とセレネを略奪したおバカさん達。
セレネをテセウスの母に預け、冥界へ来ました。

ペイさん 「うへぇ。何か飛び回ってますがな!」
テセウス 「冥界の神々ではないのかね?」

※ただの亡霊です。

ペイさん 「これが有名なあの世の河か……」
カロン  「お前さん達、金はあるのかね? ないなら乗せられん」
テセウス 「それなら無理矢理奪うまで! そおりゃあ!」
カロン  「んぎゃっ! あっ、こら! 無賃乗船待てー!」
ケール  「……(゚∀゚)……」
カロン  「大丈夫じゃ、心配ない。次にここを通ったら、亡者達に止めて貰うぞい!」
ケール  「(゚∀゚)゛ケタケタケタケタ」

ペイさん 「ふう。疲れたなぁ」
メガイラ 「生者とは珍しいね!」
ペイさん 「ぎゃあ! あああああれは何だっ!?」
メガイラ 「神様の顔見て悲鳴とは良い度胸じゃないの」
テセウス 「もしや……復讐の女神達の1人か?」
メガイラ 「ま、そうなるね!」
テセウス 「俺達はペルセポネ様にお会いしたい! どこにおらるれのだろうか?」
ケール  「(゚∀゚)))))))ケタケタケタケタケタ」
メガイラ 「その前に疲れただろう? その椅子に座るといいさ!」
ペイさん 「おぉ! 何たるVIP対応!」
テセウス 「俺の名声がここまで来てるのか!」

――着席――

ペイさん 「ポケー(゚∀゚)ーッ」
テセウス 「ポケー(゚∀゚)ーッ」
メガイラ 「ハーちゃんよりおバカだねぇ」

ハデス  「_| ̄|○」
メガイラ 「ハーちゃん、何で崩れてるの?」
ハデス  「何でもないお、ありがとうだお_| ̄|○」
ペルセポネ「も、もう大丈夫なの?」
ハデス  「だお! 見に行く?」
ペルセポネ「 イ ヤ で す 」
ハデス  「言ってみただけだお! 拗ねないでほしいお!」
ペルセポネ「 拗 ね て い ま せ ん 」←拗ねてる

おバカさん達は時々冥界の神々の玩具になりながらも、ずっと椅子に座っていました。
彼等が座ったのは、『忘却の椅子』。
そこに座ると、直前までしていたことを忘れてしまう、恐ろしい椅子です。
それから4年ほど経ったある日。

ヘラクレス「噂通り暗いッスねー!」
ヘルメス 「俺いつもお茶出されるんだよなぁ」
ヘラクレス「気分沈まないッスか?」
ヘルメス 「沈む。ちょー沈む」
ヘラクレス「あ、でも一度は飲んでみたいかも。……おや? あれは?」
ヘルメス 「ああ、あれはペルセポネを奪いに来た人間だよ」
ヘラクレス「ふーん……ってえぇっ!? テセウス!? 何故ここに!」
テセウス 「ポケー(゚∀゚)ーッ」
ヘルメス 「あ、呼び掛けてもムダだと思うよ。あいつら、長く座り過ぎてて、人間だってことも忘れてるんじゃないかな。忘れてなくても椅子にくっついててムリ」
ヘラクレス「ナンダッテー(゚д゚) よっしゃ、俺の怪力で剥がしちゃる!」

フンッ←テセウスを引っ張る

メリッ←取り敢えず剥がれた

テセウス 「Σ(゚д゚)はっ!? 俺は今まで何を? いてててて、尻がいてぇ……!」

テセウス氏はこの時、おケツのお肉を少々持ってかれたらしいです(笑

ヘラクレス「テセウス! 俺俺、俺だよ俺! 覚えてるか?」
テセウス 「新手の詐欺ッスか? ……って、ヘラクレス様!」
ヘラクレス「おう、思い出したか! で、何やってたんだ?」
テセウス 「えーっと、確かペイリトオスと嫁探しで、ペルセポネ様を略奪しようと……そうだ! ペイリトオスは!?」
ペイさん 「ポケー(゚∀゚)ーッ」
ヘラクレス「フンッ……ンーッ!! ダ、ダメだ、ちっとも剥がれやしねぇ!」
テセウス 「し、仕方ないっ。天罰だと思って見過ごすしか……!」
ペルセポネ「あら、ヘルメス君、いらっしゃい」
ハデス  「ヘルメス〜(・ω・)ノ ……あれ?」
ヘルメス 「ハデスさん、ペルセポネさん、ちゃーッス」
テセウス 「ハッ、ハデス様にペルセポネ様!?」
ハデス  「お? 取れたのかおっ!?」
ペルセポネ「…………」ギュッ
ヘラクレス「ほら、テセウス。ペルセポネ様がおられるぞ」
ハデス  「仕方ないお。俺が直々に新しいお仕置きしちゃうぞ〜♪ヾ(・ω・)シ」
テセウス 「ひ、ひぃっ!」
ハデス  「俺の大切なペルセポネたんは絶対渡さないお! 死ぬことは生物に与えられた平等の権利だお! 致死率は100%なんだお!」

ダッ

メガイラ 「あっ、逃げた!」
ハデス  「エリニュス、ケール、ネメシス、ヒュプノス、タナトス、エリス、GO! 冥界から出るまで弄っていいお!!」
エリニュス「おーけー! お待ち!」ビシビシッ
ケール達 「ケタケタケタケタ(゚∀゚)ケタケタケタケタ」
ネメシス 「ふふっ、因果応報、受けて貰うわ」
ヒュプノス「しばらくねむれなくしてあげる〜!」
タナトス 「近々、迎えに行くよ(゚∀゚)」
エリス  「キャハハハハハハハハハッ(゚∀゚) 待て待て〜☆」
テセウス 「ぎゃー!!」
ヘラクレス「おぉ、流石は冥界の王様! スゲー!!」
ハデス  「それで、何のご用だお?」
ヘルメス 「実は……」

ペイリトオスはそのまま冥界で果て、命からがら逃げた逃げたテセウスさんは、割とすぐに冥界へ連れ戻されたそうです。

ヘラクレス「ケルベロス捕まえに来ますたー!」
ハデス  「ちょっ、らめえええぇぇぇ!!!!!!」

因みにヘラクレスはケルベロス捕獲の為に冥界に来たところでした。
ついでに一時捕獲されたケルたんは、貰い手が無かった為、丁重に冥界へと送り返されました。
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【2010/04/25 10:27 】 | 小話 | 有り難いご意見(0)
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