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タナトス 「オルフェウス〜♪」
ヒュプノス「オルフェウス〜♪」 〜♪ 〜…… オルフェウス 「やあ、タナトス、ヒュプノス。君達が来たと言うことは……」 ハデス 「お約束だお(´・ω・`)ノ」 オルフェウス 「ハデス様……」 エリュシォンは、所謂極楽浄土です。 穏やかで優しい風が吹き、この世のあらゆる苦から解き放たれる、とても素晴らしい場所。 ここには、神に愛された者達が住んでいます。 オルフェウス 「あの時は申し訳ありません……。折角お情けいただいたのに……」 ハデス 「気にしなくていいお」 例えば、ハデスがサタンに比べてかなり純真無垢であったり、閻魔大王に比べて穏やかで情緒溢れる様に、 エウリュディケ 「そうよ、オルフェウス。気にしてらしたら、あなたはここにいないわ」 オルフェウス 「エウリュディケ……」 エリュシオンにはただ善行をしたから来れると言うものではなく、 ハデス 「だお。ここで幸せに暮らすと良いおー」 神に愛された者だけが、居住権を得るのです。 通常、神との約束を破った場合、厳しい天罰が下されますが、オルフェウスはエリュシオンにいます。 ハデスは死者を裁くのを主な仕事としている為、当然ながらオルフェウスも裁き、エリュシオン行きを決定したことになります。 どうやらハデスは、約束を破ったことはあまり気にしていない様です。 寧ろ心優しい彼のことですから、冥界の理を王の権利を以ってしても曲げられなかったことの方を、気にしていそうですね。 エリュシオンには、人間以外の者もいます。 ハルモニア「本当に、ここは幸せな国ね」 カドモス 「ああ……」 調和の女神・ハルモニア。 彼女はアプロディテとアレスの子供です。 彼女のお陰で、エリュシオンに争いはありません。 ハデス 「お父様もいるお」 クロノス 「いやはや、我が息子ながら良く働いていると思うぞ」 ハデス 「えへー(´Д`*)」 農耕の神・クロノス。 言わずと知れたゼウス達の父で、一度はタルタロスに突き落とされましたが、その後和解し、エリュシオンの王に任命されました。 エリュシオンの絶え間無い実りは、クロノスの統治に依って確実な物となった様です。 尚、古代ギリシアではエリュシオンは西の果てにある小さな島とされていますが、新しい時代になると地下にあってハデスが統治しているとの説も出ています。 ※ハデスさんらぶなので、後者派です。 ※結構色々な時代の様々な説を混ぜてアレンジしまくっています。 ハデス 「やっぱり息抜きは必要だお……」ノビー…… タナトス 「オルフェウス、もっと聴かせて!」 ヒュプノス「きかせて〜!」 オルフェウス 「それでは、僭越ながら、一曲……」 争いもなく、悲しみもなく、幸せいっぱいに見えるエリュシオン。 それでもテティスとペレウスの息子・アキレウスはこう言ったそうです。 ――死者の王として君臨するより、賎しい身分でも構わないから再び地上で暮らしたい――。 PR |
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