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【2025/05/04 15:42 】 |
シーシュポス
ゼウス   「あっ、あの子かわゆす! 誘拐誘拐♪」
シーシュポス「ぁ」
アイギーナ 「きゃああああっ!」

アーソーポス「そんな訳で娘が行方不明なんだけど、知らないか?」
シーシュポス「お城に絶対涸れない泉くれたら、教えてあげちゃうかも知んないデスヨ」
アーソーポス「(゚∀゚)!!」
※アーソーポスは河神

シーシュポス「娘さんはゼウス様に誘拐されますた」
アーソーポス「(゚A゚)!?」

アーソーポス「うちの娘達を犯した揚げ句、末娘の処女まで奪うなんてガッテム!!」
シーシュポス「で、あっち行きますた。ソースは俺」
アーソーポス「㌧!!」

ゼウス   「アイギーナたん、かわゆす、かわゆす♪」
アイギーナ 「ゼウス様アァン」
アーソーポス「ゼウス様!!」
ゼウス   「(゚Д゚)!?」
アイギーナ 「お父様!?」
アーソーポス「今日と言う今日は」

ダッ

アーソーポス「逃げんなゴルァ!!」
ゼウス   「逃げるし!! 超逃げるし!!」

ゼウス   「やべーやべー、カミナリ家に置いて来ちゃったよー。何とかやり過ごさないと……。……やり過ごす?」

アーソーポス「ゼウス様待てゴルァァァァァ!!」
岩(ゼウス)「…………………………」

ゼウス   「危ない危ない……!」

ゼウス   「そんな訳で、そぉい!」
アーソーポス「(゚Д゚)!?」
バリバリバリバリ

アーソーポスは雷に撃たれて、河になった今も焼けた石炭の固まりが出るんだそうな。
アイギーナとゼウスの息子・アイアコスは、ゼウスに可愛がられ、敬虔な性格も手伝って、死後の世界でも敬われるようになったとさ。

ハデス  「アイアコスは審判者としても優れてるお」
アイアコス「御褒めに与り、光栄です」
ハデス  「神々の裁判の調停もしてて、凄いんだお」
アイアコス「いえいえそんな、私なんてまだまだです」
ハデス  「帰って来れなくなると困るから、これ持ってると良いお」

そんな訳で冥府の鍵を預かってると言うお話も。
残念話はこれが原因。

シーシュポス「親父が死んだけど、何で俺じゃなくて兄弟が王位を継いでるんだ!! ムカつくー!! 神様何とかして!!」

神「姪と子供作れば良いよ。その子が恨みを晴らしてくれるよ」

シーシュポス「神託ktkr! てな訳でテューローちゃん、らぶらぶ、愛してるよー♪」
テューロー(姪)「おじ様、ダメですわ! 近親相姦アァン♪」

シーシュポスはテューローとの間に2人の子供をもうけます。
が、やがてテューローは利用されたと気付き、子供達を殺してしまいます。

ゼウス「もう怒った! 俺ちょー怒った! アイギーナたんとのデートを邪魔して見逃してやったっつーに、もう我慢ならん! オシオキじゃーい!!」

ハデス  「で、何で俺のとこに来るの?」
ゼウス  「やー、だってタナトスってばヘタレだし?」
タナトス 「(´・ω・`)ショボン」
※タナトスは過去にヘラクレスの妨害に遭ったことがありますw
ハデス  「あれはしょーがないじゃん。ケルたんを素手でのしちゃう規格外だったんだよ」
タナトス 「ハデス様……(´;ω;`)ブワッ」
ゼウス  「でもまた逃がしたら困るんだよ、俺が」
ハデス  「しょーがないなぁ。俺が捕まえて来るよ。タナトス、ソイツから裁判するから、それまで死者を連れて来ないでね?」
タナトス 「イエスボス!!」
ハデス  「ペルセポネたん、ちょっと留守にするね」
ペルセポネ「すぐに帰って来てね?」
ハデス  「モチロン。アイアコス、タルタロス(色々封印している冥府の奥)の鍵探しといてくれる?」
アイアコス「畏まりました」
ハデス  「ケルたん、いい子にしててね」
ケルベロス「キューンキューン」

と、手錠を持ってシーシュポス捕獲に向かったハデスさん。
ところが……

シーシュポス「ハデス様、ハデス様、それで俺を捕まえるんですか?」
ハデス   「そだよ。この手錠から抜けられた死者は誰もいないんだ(キリッ」
シーシュポス(うはっ、キリッとかテラキメェ)
シーシュポス「それじゃあ、どうやって解除するんですか? それができるなんて、ハデス様スゲー 俺もやってみたいっす!」
ハデス   「あははっ、そ、そぉ? こんなの簡単だよー」

シーシュポス「やって見せてくださいよぅ!」
ハデス   「おkおk、まずはこれをこうして……」

ガション←自分の手に手錠をかけるハデスさん

ハデス   「教えてあげるお。ここのね、これを……」
シーシュポス「やーい、引っ掛かった引っ掛かった(゚∀゚)ケラケラケラ」
ハデス   「(゚Д゚)!?」

こうしてハデスさんは自分が捕われましたとさ。

ハデス「そー言えば俺、タナトスに『死人連れて来んな』っつったっけ……」

ガチャガチャ

ハデス「外れねーし……グスッ……あーあー、きっと誰も死ねずに首無し人間とかがその辺をウロウロ……いやあああああそれ何て鬱ゲー!!!!!!!」

ガチャガチャガチャガチャ

ハデス「それよか早く帰らないと、ペルセポネたんが帰っちゃう! いやあああああああああ!!!!!!!!」

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

冥府の神様はとてもイイ声で啼くようです(゚∀゚)ケラケラケラ

シーシュポス「いいかい、メロペー。決して俺の葬式を出してはいけないよ?」
メロペー  「はい」

さてさて。
ハデスさんがシーシュポスさんちに捕われて困ったのは、ゼウスでもタナトスでもなく、戦争の神・アレス。

アレス   「せっかく倒したのに死なないとかナニソレ」

アレス   「ったく、ハデスってば何やってんだゴルァー!!」
ペルセポネ 「あなた!! って何だ、アレス君なの……(´・ω・`)ショボン」
アレス   「俺の顔見るなり(´・ω・`)とは良い度胸じゃねーか。と、それよりタナトスはどこだゴルァ」
タナトス  「う?」
アレス   「てめぇ……っ! 膝枕とは良い度胸じゃゴルァァァ!!」
タナトス  「ペルセポネ様、キモチヨス……(´ω`*)ハフン」
ペルセポネ 「あらあらまあまあ。タナトスってばすっかり猫になっちゃって。それでアレス君、御用はなぁに?」
アレス   「なぁにじゃねぇよ! こいつが仕事サボってるから、戦争やっても誰も死ななくて、地上がグログロになってんだよ!!」
ペルセポネ 「あらまあ」
タナトス  「サボりじゃありません! ハデス様が帰って来るまで誰も死者を連れて来るなって命令したんです! ゴロニャーン♪」
アレス   「ガッテム。ハデスはどこだ!」
タナトス  「知らない」
ペルセポネ 「私も、留守にするとしか……」
アレス   「ムキーッ!!」

アレス   「父ちゃん父ちゃん!」
ゼウス   「アレス! 良い所に! 実は兄貴が……」カクカクシカジカ

アレス   「Noooooooo!! マジウゼェ!! 捕まるとかどこの姫だゴルァ!!」
ゼウス   「兄貴がいないと困るだろ? 助けてやってくれよ。な?」
アレス   「チッ。しょーがねーな!!」

――――――…………

ハデス   「グシッグシッ。ペルセポネたん、もう地上に帰っちゃったかなぁ……。それとも誰かに掠われて……いやあああああああ!!!!!!!!!」

アレス   「ああもううっせぇ!」
ハデス   「(゚∀゚)!! あれすぅー♪」
アレス   「キモイ声出すなksg!!」
ハデス   「だって、俺のペルセポネたんが盗られるかと思うと……(´;ω;`)ウッ」
アレス   「あーあー、わかったから泣くな! 助けてやんよ!」
ハデス   「(゚∀゚)!!」

ガチャガチャガチャ

アレス   「あーくそ、難しい!」
ハデス   「そこはそうじゃなくて、こう……」

ガチャガチャガチャ

アレス   「燃え尽きたぜ……真っ白にな……」
ハデス   「ヤッター∩(゚∀゚)∩!! ペルセポネたーん! 今行くよー!」ダッ
アレス   「バカッ、元凶忘れんじゃNEEEEEEEEE!!!!!」

そんなこんなでシーシュポスは捕らえられ、冥界に連行。
が、しかし……

アレス   「うらぁ、キリキリ働け!!」
ハデス   「あぁん、アレス痛いお! 死んじゃうお!」
アレス   「神だから死なないだろーが! ったく、てめぇが冥界を留守にしてた所為で、地上がグログロになってるってのに……!!!!」
ハデス   「だからタナトスがフル稼動してるんだけど」
アレス   「てめぇもさっさとやれ!」
ハデス   「いやあああああああ!!!!!!」

――同刻――

ハデス(声)「いやあああああああ!!!!!!」
ペルセポネ 「ごめんなさいね。主人は今忙しくて、貴方までまだまだかかりそうなの」
シーシュポス「いえいえ。とても素敵な奥様ですね!」
ペルセポネ 「あら、そう? おほほほほ……♪」
シーシュポス「それに比べ、うちの嫁ったら酷いんですよ! 俺の葬式あげてくんないんです!」
ペルセポネ 「まぁっ!」
シーシュポス「見返してやりたいんで、3日くらい生き返って良いですか?」
ペルセポネ 「ええ、そうね。痛い目見て貰いましょう」
シーシュポス「あざーっす!!」

こうしてシーシュポスは生き返りました。

シーシュポス「なぁぁんちって☆(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ♪」

まだまだ続く。

数日後。

ハデス   「や、やっと、終わったお……。ペルセポネた〜ん!」(抱擁の構え)
ペルセポネ 「あなた! 大変なのよ!」

スカッ

ハデス   「ああん、ペルセポネたん、何?(´;ω;`)シクシクシクシク」
ペルセポネ 「何日か前に生き返らせた人が来ないの!」
ハデス   「うん、まあ、普通は数年くらい生きちゃうよ」
ペルセポネ 「そうじゃなくて! 3日間だけって約束だったのに、帰って来ないのよ!」
ハデス   「ナンダッテー!!(゚Д゚)」

ハデス   「ヘルメス! ヘールメェェェェッス!!」
ヘルメス  「はいっ、何スか!」
ハデス   「シーシュポスを捕まえて来て!」
ヘルメス  「ラジャッ」

ペルセポネ 「あなたが捕まえに行かないの?」
ハデス   「また捕まっちゃったらヤダー それにペルセポネたんとイチャイチャしたいー」
ペルセポネ 「まぁ、あなたったら♪」
ヘルメス  「捕まえましたっ(`д´)ゞ」
ハデス   「は……早いね、うん。ありがとう(´;ω;`)シクシク」

ハデス   「肉体労働の刑! あの岩を坂のてっぺんまで持ち上げろぃ!」
ペルセポネ 「あなた、甘いわ」
ゼウス   「そうだぞー! テューローちゃんカワイソー!!」
ハデス   「あれ? 何でゼウスがいるの?」
ゼウス   「そんなこたぁどうでもいい! 人間だって死ぬに死ねなくて、地上がグログロになっただろ!」
ハデス   「わわわわかったよぅ! アイアコス達もぉk?」
アイアコス 「イエア」

そんな訳で、散々神々を翻弄したシーシュポスは、『大岩を坂の上まで転がす』刑に処されました。
大岩は坂の上に到達すると、坂の下まで転がって最初からやり直す羽目になります。
今でも果てしない徒労を『シーシュポスの岩』と言うそうです。
そして妻のメロペーは、そんな夫に恥じて、夜空に輝く星の姉妹達から姿を消したそうです。

ハデス   「ペルセポネたん、やっとイチャイチャできるお!」
ヘルメス  「あー、スンマセン。そろそろ地上に戻る時期ッスよ」
ペルセポネ 「あら、そう?」
ハデス   「いやあああああああ!!!!!! ペルセポネたん、カムバァァァァァック!!!!」

めでたしめでたし?

ハデス   「これ何てエロゲー!!!!!!!!」
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【2010/04/18 02:33 】 | 罪人の話 | 有り難いご意見(0)
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