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【2025/05/04 15:25 】 |
双子の復讐劇
ゼウス  「おっとイイ女発見~! や ら な い か ? 」
アンティオペ  「えっ? ゼウス様!? ちょ、あぁん!」

アンティオペ父 「誰の子だ!」
アンティオペ  「ゼウス様です!」
アンティオペ父 「神の名を騙るなksg! 殺してやる!」
アンティオペ  「逃げるし! 超逃げるし!!」
アンティオペ父 「待て!」
リュコス 「兄上!」
アンティオペ父 「娘がビッチだったなんて……鬱だ死のう」

グサッ

リュコス 「兄上!」
アンティオペ父 「娘を……連れ戻し……ガクッ」
リュコス (俺様王様キターッ(゚∀゚)!!)

リュコス 「オラ歩け!」
アンティオペ  「超無理。産まれるし」
リュコス 「チッ。おい、牛飼い! 洞窟を貸せ!」
牛飼い  「ハイッ!?(゚Д゚;)」

赤ん坊1 「プギャーッ」
赤ん坊2 「オギャーッ」

リュコス 「オラさっさと行くぞ!」

ディルケ 「おーっほっほっほっ♪ わたくしが王妃よ」
リュコス 「良いだろうw あの女は奴隷にすりゃイイ」

こうしてアンティオペは何年も苦役を強いられました。

ディルケ 「ディオニュソス様のお祭りに行くからさっさと牛車牽きな!」

ビシビシ

ディルケ 「この牛は貢ぎ物にするの。だからお前が牛車を牽くのよ!」
アンティオペ  「は、はい……」

アンティオペ  (懐かしいわ。ここは……子供達を産んだあの洞窟の近くね……)
     (ああ、子供達よ! 元気でいるかしら!)

ディルケ 「プギャッ!! 畜生、あのアマ! 許さん!」

ゼトス  「あっ」
アムピオン「ん?」
アンティオペ  「ああっ、子供達よ! 私がママよ!」
ゼトス  「僕らに母上なんていたっけ?」
アムピオン「僕らの育ての親は牛飼いだし……」
ディルケ 「お前達! その女をこっちに寄越しな! そのアマはわたくしの奴隷でしてよ!」

グイッ

アンティオペ  「きゃあ! お願い、助けてーっ!」
ゼトス  「奴隷の知り合いなんていたっけ?」
アムピオン「僕は知らないよ。ゼトスは?」
ディルケ 「牛に縛り付けて市中引き回しの刑よ!」
ゼトス  「僕も知らないけど……可哀相」
アムピオン「可哀相……」
牛飼い  「どうしたんだい? 二人共……あっ!」
兄弟   「「え?」」
牛飼い  「お前達、早く助けておあげなさい! あの人はお前達の産みの親だよ!」
兄弟   「「ナンダッテーヾ(゚Д゚)ーッ!!」」
ゼトス  「母上を返せー!」
アムピオン「母上っ!」
アンティオペ  「ああっ、ありがとう、私の子供達……」
ゼトス  「お前なんか、お前なんか、こうしてこうしてこうしてやるっ!」
ディルケ 「きゃあきゃあきゃあ!」
アムピオン「そ~れぃっ! 市中引き回しの刑じゃーっ!!」
ディルケ 「きゃー――――――……!」

リュコス 「ごめんなちゃい。王位返すから許してちょんまげ(´・ω・`)」
ゼトス  「おk、殺してやんよ!」
リュコス 「ひいーっ!!」
ヘルメス 「待て。無益な殺生は止めよ!」
アムピオン「あっ、ヘルメス様!」
ゼトス  「まあ、殺しても得にならないし」
アムピオン「塚、戦意喪失? みたいな?」
ヘルメス 「リュコス。反省しているなら、ディルケを火葬にした灰を、アレスの泉に撒きなさい。泉は川と美しい水を生み、この国を豊かにする。それがそなたらの罪滅ぼしだ」
リュコス 「ハイ……(´;ω;`)」

清らかな水を湛えたその泉は、ディルケの泉と呼ばれるようになったと言います。

ディオニュソス 「……ディルケは……祭に行くところだった……。……ちょっと性根は腐ってる……けど……その信心は真……。……だから……綺麗な水として……讃えて…………」

ゼトスとアムピオンは伯父から王位を取り戻し、互いに支え合いながらテバイの支配者として君臨します。

アムピオン「イイ女いませんかー?」
ヘルメス 「リュディア王の娘が、結構イイ女(゚∀゚)♪」

リュディア王の娘・ニオベ。
父はゼウスの子、母はアトラスの娘。
そして夫はゼウスの子、と言う恵まれた家柄となりました。
その頃、デバイには盲目の予言者・テイレシアスがいました。
彼の話は置いといて。

テイレシアス  「それ何て当て馬?(´・ω・`)」
マントー 「娘のマントーです。父の力を受け継ぎ、予言者として神殿に仕えております」
テイレシアス  「わしもそろそろ隠居じゃのう……」

マントー 「民衆よ! アポロン様とアルテミス様をお産みになったレト様こそ、尊敬すべき母です」
ニオベ  「まあ、失礼ね。私はゼウス様の孫、夫はゼウス様の息子。子供は男女七人ずつ産んだわ。レト様なんてたった二人じゃないのプギャーッm9(゚∀゚)」
マントー 「神様と人間を比べたら、天誅じゃーっ!!」
ニオベ  「ニャハハハハ(゚∀゚)♪ やれるものならやってみなさい!」

レト   「量より質よ(´;ω;`)グスッ」
アポロン 「全くです」
アルテミス「母上の屈辱、思い知るが良い!」
アポロン 「私はニオベの息子達を!」
アルテミス「私はニオベの娘達を!」

ニオベ  「きゃああああああああっ!!」
マントー 「天罰天罰☆m9(゚∀゚)」

子供達の死に絶望したニオベは石となり、涙のような水を湧き出すようになりました。
そしてこの人達は……。

タナトス 「ハデス様~! 大変大変~!」
ヒュプノス「タイヘンなの~!」
ハデス  「またかおっΣ( ̄□ ̄;)!!」
3人   「またあの双子は……!」

忘れられていましたw

アムピオン「ヒドス。アポロン様も私も同じゼウス様の息子なのに! ええぃ、焼き払えぇーッ!」

アポロン 「 天 ☆ 誅 ☆ じゃーっ!」

アムピオン「ぎゃーっ!」

タナトス 「ハデス様、もう一人来たよ~!」
ヒュプノス「きたよ~!」
ハデス  「まだなのっΣ( ̄□ ̄;)!?」
3人   「勘弁してください……!」
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【2010/05/01 20:48 】 | 有名な神話 | 有り難いご意見(0)
アスクレピオス
賢人・ケイロンの下で、すくすく育つアスクレピオス。
父譲りの天賦の才能と、ケイロンの知識で、優れた医師に育っていきます。
彼は開業し、その評判を聞き付けて、たくさんの人々が押し寄せて来ました。

子供1  「あーん、お腹痛いよ〜、せんせぇ〜!」
アスクレピオス 「よしよし、すぐ良くなるからね」
子供2  「せんせっ、お母さんが、お母さんが!」
助手   「ご、ご臨終ですっ……!」
アスクレピオス 「待ちなさい。何とかしましょう」

やがて、その腕は死人を生き返らせるまでになりました。
母を亡くした自分のような子供をなくす為にと思ってしたことですが、困ったのは冥王・ハデス。

ハデス  「死者が物凄く少なくなって来たお……」
ミノス  「困りましたね」
ハデス  「このままだと、人は増え続けてくお」
アイアコス「そうなると、住む土地がなくなりますな」
ラダ   「母なる大地も、やがて耐えられなくなって崩れてしまうでしょうね……」
ハデス  「それだけじゃないお。新しい命が生まれなくなっちゃうお! そればかりか、人間以外の命が駆逐されていっちゃうお! このままだと、取り返しのつかないことになっちゃうお!」
ヘルメス 「ちゃーッス。今日も暇そうですね」
ハデス  「ヘルメス! 丁度良かったお! 随分昔、ヘルメスが助けた赤ちゃんが、立派なお医者さんになったみたいだお!」
ヘルメス 「おぉっ、それはそれは(´Д`*)」
ハデス  「死んだ人も生き返らせちゃうんだお!」
タナトス 「がおー! 魂ヨコセー!」

カプカプ

ヘルメス 「良いことじゃないッスか」
ハデス  「ヘルメス! これは冥界だけの問題じゃないお! 地上と御祖母様にも関わる、重大なことだおっ! このままじゃ……、このままじゃ地上どころか俺達の存在意義もなくなっちゃうお! あの子はアポロンの子供だから、ゼウスに頼むのは忍びないことけど、どうにかできるのはゼウスだけだお! 今すぐゼウスに伝言をお願いするおーッ!」
ヘルメス 「いや、でも……」
ハデス  「ヘルメス!!」
ヘルメス 「はいっ!?」
ハデス  「あの子はヘルメスが俺に無断で助けた子だお! ヘルメスにも責任があるんだお! その責任が負い切れなくなる前に、何とかするべきじゃないのかお!」
ヘルメス 「わっ、わかりましたっっ!」

ハデス  「……ペオン……、君が生きていたら……」

ヘルメス 「……と、言う訳です……!」
ゼウス  「アスクレピオスは俺の孫。でもあの兄貴の頼みだ。このまま放って置く訳には行かない。生と死は、神さえもみだりに操ってはいけない、ハデスの世界なのだ……! キュクロプス! 稲妻を!」
キュクロプス  「はい!」

キュクロプスは一つ目の三人兄弟で、ゼウス達の異父兄弟です。
かつてウラノスによって地下へと閉じ込められ、ゼウス達が助けた礼にと、当時の主要な神々に神具を献上しました。

ゼウス  「世界と孫を計りにかけるならば、俺は世界を取る……!」

バリバリバリッ

アクスレピオス 「……ッ!」
助手   「先生ッ、先生ーッッ!!」

アポロン 「ああっ、アクスレピオス!」

アクスレピオスは、ゼウスの粛正の稲妻によって命を絶たれました。
彼の妻や子供達、数多くの弟子達も、優れた医師になりましたが、もう誰も死者を生き返らせることはなくなりました。
しかしこれでめでたしめでたしではありません。

アポロン 「おのれっ! お前達がゼウスに稲妻なんか渡すから!」
キュクロプス達 「ギャーッ、それ何て八つ当たりー!!!!!!」

大神が下した命令は絶対。
故に直接ゼウスに刃向かうことは許されないことですが、恨みと怒りに満ちたアポロンはまたも理性的な判断を失い、今度はキュクロプス達を射殺してしまいます。
キュクロプスはゼウスの忠実な部下。
部下の死を聞いたゼウスは、アポロンに苦役を命じました。

ゼウス  「っつーか、アイツは本当に理性の神なのかね?(´・ω・`)」
ヘルメス 「俺も時々自信なくなります(´・ω・`)」

タナトス 「ハデス様〜! 連れて来たよ〜♪」
ハデス  「ありがと、タナトス。アイアコス、ミノス、ラダマンテュス、裁判を始めるよ」
3人   「はい」
ミノス  「最近また、元通りに死者が来るようになりましたね」
ハデス  「そうだね」
ラダ   「死んでしまった我々からすれば、生きていることは羨ましいですが……」
アイアコス「死の悲しみがない方が幸せかも知れませんけど、生の喜びがなくなってしまうのは、いただけませんね」
ハデス  「だお。限られた命だからこそ、毎日大切に生きてほしいお」

恩人を殺されたり、疫病でてんてこ舞いになったり、死者蘇生で暇になったりと、完全にとばっちりを受けまくりの冥界も、ようやく元の機能を取り戻し、世界には再び尊い命の営みが戻って来ましたとさ。

ハデス  「アポロンって本当に理性の神なのかお……?(´・ω・`)」
ヘルメス 「俺も時々自信なくなります(´・ω・`)」
【2010/04/29 21:47 】 | 有名な神話 | 有り難いご意見(0)
コロニス
コロニス 「孕みましたわ♪」
アポロン 「よしよし、体を大切にしろよ」
コロニス 「はい♪」

恋多き神・アポロン。
彼には白いカラスが仕えています。

白カラス 「あれは……?」
男    「あの……、心に決めた方は?」
コロニス 「いませんわ」
白カラス 「なななな何ですって!? ああ、これは大変です! アポロン様に知らせないと!」

白カラス 「アポロン様! アポロン様ー!」
アポロン 「どうした、騒がしい」
白カラス 「大変です! この間、アポロン様のお子様を孕んだ、コロニスと言う人間がっ!」
アポロン 「コロニスがどうかしたと!?」
白カラス 「アポロン様、卒倒なさらないでくださいね! あのコロニスときたら、アポロン様と言うお方がおられると言うのに、男の求婚を受けていたんです!」
アルテミス「まあ!」
白カラス 「ひどいでしょう!? しかも何て言ったと思います? 『心に決めた方はいませんわ』と! アポロン様がおられるのに、『いない』と! ああっ、汚らわしい! 不潔です! 何か罰を与えてやりましょう!」
アルテミス「兄上! カラスの言う通りよ! 懲らしめてやりましょう!」
アポロン 「ああ……!」

コロニスの不貞を聞いて我を失ったアポロンは、弓矢を手に取り、コロニスに向けて矢を放ちました。

コロニス 「あっ……!」

アルテミスはコロニスの一族に向け、疫病と言う名の矢を雨霰の如く放ち、数多の人々が死んで行きました。

ヒュプノス「ハデスさま〜!」
タナトス 「ハデス様〜! 大変大変!」
ハデス  「どうしたの? Σって何なんだおっ!」
タナトス 「たくさん人が死んで大変なの〜!」
ヒュプノス「タイヘンなの〜!」
ハデス  「あわわわわっ、と、取り敢えずタナトスは連れて来れるだけ連れて来て! カロンにもそう言ってね!」
タナトス 「行ってきま〜す!」
ハデス  「ヒュプノスはヘルメスを呼んで、手伝ってもらって!」
ヒュプノス「わかった〜!」
ハデス  「アイアコス、ミノス、ラダマンテュス、もう死んでるけど死ぬ気で頑張って! 俺も頑張る!(グッ」
3人   「またですか、あの双子は……!」

アポロンの矢を受け、瀕死のコロニス。
最後の力を振り絞ります。

コロニス 「せめてもう少し待っていただけたなら、お腹の子は道連れにならなくて済みましたのに……」

その言葉にようやく一握りの理性を取り戻し、アポロンは必死になってコロニスを助けようとしますが、とうとう彼女を助けることはできませんでした。

アポロン 「貴様のっ……、貴様の所為だ!!」
カラス  「それ何て八つ当たりィィィーッ!!!!!!!」
アポロン 「嗚呼っ、私は私が憎い! どうして、どうしてコロニスを撃ってしまったんだ! どうして冷静になれなかったんだ! どうしてカラスの言葉を信じてしまったんだ! コロニス……、コロニス……!」

彼女の名を叫ぶアポロンには、理性の神の面影がありません。
大切な竪琴も撥も弓矢も放り出したまま、髪を振り乱し、今までその髪を飾って来た月桂樹の葉が地に落ちても尚、彼女の名を叫びます。
やがて理性が戻ると、アポロンはコロニスに香水を振り掛け、何度も何度も抱擁しました。

アポロン 「……コロニス……、そして名も無き我が子よ……!」
ヘルメス 「ん、こいつのことかな?」

人間の魂はタナトスが、英雄や神の血を受け継ぐ者の魂はヘルメスが、それぞれ冥界へと導きます。
コロニスが宿した命は、アポロンの血を受け継ぐ者。
本来ならヘルメスが冥界へと連れて行くのですが、彼はアポロンの子供を火葬中のコロニスの腹から救い出し、アポロンの許へと届けました。

アポロン 「ヘルメス! 良いのか、こんなこと……! ハデスが知ったら……!」
ヘルメス 「良いも悪いも、体が動いちまったんだ。仕方ないだろ」

こうして、アポロンとコロニスの子は、アスクレピオスと名付けられ、ケイロンに預けられました。
【2010/04/29 21:42 】 | 有名な神話 | 有り難いご意見(0)
ペルセポネ略奪1
デメテル 「いい? コレー。男って生き物は野蛮なのよ!」
アルテミス「そうよ。身勝手に恋をして、汚らわしいわ!」
アテナ  「何かあったら私達が助けるわよ!」
コレー  「そうなの? わかったわ、気を付ける」

――あの頃の私は、無知だった。

ハデス  「ちょっと休憩して来るお」
裁判官  「では休憩に致しましょうか」

コレー  「誰が1番素敵なお花を摘んで来れるか、競争しない?」
アルテミス「ええ、いいわよ!」
アテナ  「ふふっ、負けないわ!」
コレー  「それじゃあ、よーいドン!」

――素敵なことすら知らなかった。

ハデス  「んぅー……。疲れたおー……」シパシパ
声    「わー、綺麗ー! ねぇ、アテナ様、アルテミス様、見て〜♪」
ハデス  「あ……」
     (誰だろ……? 綺麗で可愛くて……あんな娘、いたかなぁ……?)
声    「ほらっ、良い香りもするわ!」
ハデス  (柔らかそうな髪が、きらきら光ってて……。それに、笑顔も可愛いお……)
     「…………///Δ///」ポヤー……
声    「ふふっ、コレー、足元に気を付けてね」
声    「え? きゃあっ、蛇!」
声    「あら。迷子かしらね。ごめんね、コレーが恐がるから、向こうに行っててくれないかしら?」
ハデス  「……コレー……」
     (あぅう、可愛いお……。あんな娘が傍にいたら……)
     (…………///□///)ポワワン
     (お、お嫁さんにしたいおー……!)

――恋も愛も知らなかった。
  子供だったのよ。

ゼウス  「おう? 珍しいな、兄貴。言ってくれれば迎えを寄越したのに」
ハデス  「ごめんお。どーしても我慢できなくなっちゃったんだお(´・ω・`)」
ゼウス  「仕事もきっちりやってきたんだろうなぁ、兄貴のことだから」
ハデス  「頑張ったお。俺もやればできるんだお♪」
ゼウス  「で、何の用なんだ?」
ハデス  「あ、あの、その……///Δ///」カァァァァッ
ゼウス  「?」
ハデス  「お、お嫁さんが欲しいんだおぉ!///□///」
ゼウス  「おkおk、イイコ攫って来てやんよ(゚∀゚)♪」
ハデス  「そそそそそれはダメだおっ! と言うか、そうじゃないお!!///皿///」
ゼウス  「そうか? それじゃ、あそこの山を越えた先にちっこい島があるだろ? そこの姫が……」
ハデス  「それも違うお! そのっ! コ、コレーたんをお嫁さんにくだしあ!!///□///」
ゼウス  「……(゚∀゚)……」
ハデス  「モジ///、、///モジ」
ゼウス  「……(゚∀゚;)……」
ハデス  「モジ///> <;///モジ」
ゼウス  「ナナナナナンダッテー!?Σ(゚д゚)」
ハデス  「ダダダダダメかおっ!? 俺、コレーたんが好きになっちゃったんだお……! お嫁さんにしたいんだおぉ……! あぁ……コレーたん……!」
ゼウス  「しっかし兄貴、律儀だなぁ。勝手に掻っ攫って行けば良いのに(゚∀゚)アヒャッ!」
ハデス  「可愛いから、いなくなったらみんなきっと心配すると思うお(´・ω・`)」
ゼウス  「女っつーのはちょっとくらい乱暴な男が好きなんだよ!」
ハデス  「そうなの?」
ゼウス  「そうなんだよ! 所謂野性味溢れるっつーヤツだな! ワイルドな男はモテるぞー!」
ハデス  「どうせ俺はモテないお(´;ω;`)グスッ」
ゼウス  「あーもー! つべこべ言わず掻っ攫えばいいんだよ! 俺が許可する!」

ヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ・Д・)ノ

ハデス  「あっ、でもデメテル姉さんにも言わなくちゃ」
ゼウス  「俺がいいっつったんだからいいの!」

ヽ( ・∀・)ノ┌┛ΣΣΣ(ノ・Д・)ノ

ゼウス  「デメテルには俺から言っておくから大丈夫だって!」
ハデス  「そ、そーゆー問題なのかお……?」

ハデス  「でも……、女性の扱いに慣れてるゼウスがそう言うんだから、きっと正しいんだお……!」

ゼウス  「デメテルおっひさー(・ω・)ノ」
デメテル 「何しに来たのよ。カエレ」
ゼウス  「冷たいなぁ、一時期はあんなに愛し合った仲だっつーのに」
デメテル 「冗談じゃないわ! あなたが無理矢理迫ったんでしょ! 全く、本当に男ってどうしようもない! シネ!」
ゼウス  「まーまー、怒らない怒らない。あんなに可愛い娘が産まれたんだから、結果オーライじゃん。ナ?」
デメテル 「あの娘はあなたの娘じゃなくて私の娘です! 誰が男に渡すもんですか! キエロッ!!」
ゼウス  (ヤベェ、超地雷! 兄貴に間違ったこと吹聴しちゃったぜ……)
     (……ま、いっか(゚∀゚)アヒャッ♪)

ハデス  「コレーたん……今日もお花摘んでるお。女の子らしくて可愛いお♪(*´ω`*)ハフン」
声    「もっと素敵なお花がないかしら……」
ハデス  「!」
     「お花、あげるお、コレーたん……」

パッ

コレー  「まあっ、凄い水仙だわ 一株からあんなにたくさんのお花が咲いて、それに……ああ、何ていい香りなの……! 素敵♪」プチプチ

ピシッ

コレー  「うふふ、今日は私の勝ちね!」

ザザザッ

コレー  「きゃっ!?」

ガシッ

ハデス  「コレーたん、一緒に来るお!」
コレー  「だ、誰!? やだ、離して! 離してよ!」ジタバタ
ハデス  「ダダダダダメだお……! 暴れたら落ちちゃうお!」ギュウッ
コレー  「きゃあああああああ!!!!!! 誰かっ、誰か助けてー! アテナ様、アルテミス様、お母様ー!」ジタジタバタバタ
ハデス  「大切にするから大丈夫だお!」

――最低最悪の出会いだった。

ハデス  「コレーって名前も可愛くて好きだけど、俺のお嫁さんになるんだから、もっと冥界に相応しい名前で呼ぶお……♪」
コレー  「!?」
ハデス  「ペルセポネたんとかどうだお♪」
コレー  「やだっ、勝手に決めないで! それにお嫁さん、って……!?」
ハデス  「イヤなのかお……?」
コレー  「イヤに決まってるわ! 本当に、男の人って強引で野蛮で身勝手で……」
ハデス  「(´・ω・`)ショボン」
コレー  「最っっっ低ー!!」
ハデス  「Σ(´;ω;`)ブワッ」
コレー  「こんな暗いところにずっといるなんて、絶対イヤよ!」
ハデス  「(´;ω;`)グスッグスッ」
コレー  「だから地上に帰して!」
ハデス  「ご、ごめんお……! で、でも困るんだお……! 俺の傍にいてほしいんだお! 精一杯愛するお!」
コレー  「 イ ヤ で す ! 」
ハデス  「ΣΣΣ( □ ;)」
コレー  「帰してください。怒らないから!」←怒ってる
ハデス  「うっ、うっ、ご、ごめんよ、ごめんよ……。そんなにイヤだったなんて……うっ、あうぅっ(ノД;)グスッ」

ハデス  「傍にいるだけでもダメかお……?(ノД;)グスッ」
コレー  「ここにいたくないの」
ハデス  「俺のこと、愛さなくてもいいから、いてほしいお……(ノД;)グスッ」
コレー  「あなたはそれでいいの!?」
ハデス  「一緒にいてくれれば、幸せなんだお〜……。寂しくなくなるお……(ノ∀;)グスッ」
コレー  「……じゃあ、一緒に地上に行きましょ?」
ハデス  「Σそれはダメだお! 俺には仕事g」
裁判官  「ハデス様、そろそろお仕事をしていただかないと、後がつっかえておりますので……!」
ハデス  「あわわわわわかったお! すぐ行くから準備しててお!ヾ( □ ;)シ」バタバタオロオロ
裁判官  「はい、それでは」
ハデス  「俺には仕事があるんだおっ! 誰かがやんなくちゃいけない大切な仕事だから、俺、ここからなかなか離れられないんだお……。でも、キミがイヤなら仕方ないお。ごめんね……(´・ω・`)ショボン」
コレー  「…………」
ハデス  「ちょっと行って来るお! お腹空いたらテーブルの上の物、食べてていいお! 綺麗なお花もあげるんだおっ!」グシッグシッ
コレー  「…………あっ…………」

――でもあなたは、聞いていたのと全く違う人だったわ。
――本当は繊細で優しくて……。

ハデス(声)「ちょ、ちょっとごめんおー……! 鼻水かみたいおー。ヾ(~~、i~~;)」ズー
裁判官(声)「……はぁ。もー、またですか、ハデス様」
ハデス(声)「だ、だって何だか可哀相だお(´;ω;`)ウッ」チーン……グスン
裁判官(声)「しつこいようですが、私情はダメです」
ハデス(声)「しつこいけどわかってるおっ! でもしつこいけど俺、こーゆーのに弱いんだおぉ……!(´;ω;`)グスッ」
裁判官(声)「あーもー、ちっとも裁判進みませんってば!」
ハデス(声)「わかってるお、わかってるお! ふぁいと、俺!!(ノд<)グシグシッ」

コレー  (涙脆くて、裁判なんてこれっぽちも向いてないはずなのに、それでもやり続けなきゃいけないなんて……)
     (こんなところで、ずっと独りで頑張ってたなんて、私、知らなかったわ……)
     (私が帰っても、これからもずっと独りで……?)

――責任感がとても強くて、真面目で……。
  素敵な人。
  一瞬そう思ったら、何だか安心して……。

コレー  (お腹空いたわ……)
     (見たことない食べ物だけど、真っ赤なツブツブが宝石みたいで綺麗だし、それにあの人がくれたのだから、変なのじゃないわよね……?)パクッ
下級女神 「…………!」
コレー  (……おいしー……)

ハデス(声)「んむー……コシコシ(ノ゙Д-)」
ヒュプノス「ハデスさま、おねむ?」
ハデス(声)「最近あんまり眠れてないお……(´・ω・`)ショボン」
ヒュプノス「そ〜れぃ☆」
ハデス(声)「ちょ、逆! 逆だお! 今俺は起きてなきゃいけないんだおっ!コシコシコシコシコシ(ノジД-)」←ハイスピードコシコシ
ヒュプノス「ねむけかいしゅ〜♪」
ハデス(声)「……ありがとうだお_| ̄|○」
ヒュプノス「ハデスさま、むりはだめ」
ハデス(声)「神様だから大丈夫だお(・ω・)ノ」

――一緒にいてもいいかなって思ったの。

ヘルメス 「ちゃーッス。裁判中失礼するッス」
ハデス  「ヘルメスだー(・ω・)ノ 何ー?」
ヘルメス 「ゼウス様からのご命令で、今すぐコレーを帰しなさい、と」
コレー  「えっ、地上に帰れるの?」
ハデス  「(´・ω・`)ショボン」
ヘルメス 「そんじゃ、悪いんスけど、コレーさん連れて行きますねー」
ハデス  「ううん、俺の方こそ悪かったお……。コレーたん、元気でね。悪い人に騙されちゃダメだお……(´・ω・`)ノシ」
コレー  「……ぁ……」
ハデス  「恐い思いさせてごめんね。……俺、コレーたんに何かあったら駆け付けるからね……。その時はヘルメス、報告お願いするお(´;ω;`)ブワッ」
ヘルメス 「うい」

ハデス  「俺はっ、ずっと愛してるお……!。・゚・(ノД<)ノシ・゚・。」

デメテル 「コレー!」ヒシッ
コレー  「お母様!」ヒシッ

ハデス  「ウッ(´;ω;`)ウッ」
裁判官  「ハデス様……」
ハデス  「すぐ……行くお……」グシグシ
裁判官  「…………」

――久しぶりの生命の香り。
  眩しい太陽の光。
――だけど、私は知ってしまった。
――冥界には、この香りが届かない……。
  あの人のいるところには、太陽がない……。

――――暗くて寂しい場所で、ずっと独り――――

デメテル 「お前の所為よ! ミミズクになっておしまい!」
下級女神 「きゃ……!」

バサバサバサバサ

ゼウス  「あー、コホン。証人がいるんで、取り敢えずコレーは柘榴を4粒食べたってことで……!」
コレー  「…………」
ゼウス  「コレーは今後、1年のうち4ヶ月を冥界で、残りを地上で暮らすことにする……! 済まないが、これは決まりなんだ。冥界の食べ物を食べて帰って来れただけでも、幸運と思って……!」
デメテル 「キィーッ!! 他人事だと思って!」
ゼウス  「ぎゃあああああああッス!!!!!! 仕方ないだろ、食べちゃったモンは食べちゃったんだから!」
コレー  「4ヶ月……」
     (あんなに私のこと、愛してくださってるのに、たったの4ヶ月……)
     (……あなたは……それでいいの……?)

ヘルメス 「ちゃーッス! ハデスさんいるッスか?」
ハデス  「ヘルメ……?(・ω・)ノ」
コレー  「コンニチハ(゚ ゚*)」
ハデス  「コチー(・ω・)ノーン」

※ヘルメス、説明中。

ハデス  「Σ工工工エエエェェェ!?((((゚д゚;)ズザザザザッ」

※ヘルメス説明終わり。

ヘルメス 「……だそうです(゚∀゚) そんじゃ、その時になったらまた迎えに来ますぜ」
ハデス  「パクパクm9(゚д゚)パクパク」
コレー  「大切にして、ね……?(´´*)」
ハデス  「あばばばばばば(///□///;) おおおお俺なんかでいいのっ?」
コレー  「……ウン……(、、*)」
ハデス  「ひ、ひゃあああぁぁぁ〜……!!!(* □ *;)」ヘタリ

ハデス  「せ、精一杯愛させていただきまつ!!(* □ *;)」

――ねぇ。
  私、あなたの光になれてるかな?

ハデス  「ペルセポネたん、可愛いお〜♪(´Д`*)ホワン」

――もう独りじゃないよね?

ハデス  「俺のペルセポネたんを攫うなんてダメだお! ずっとそこにいるといいお!!」

――あなたのこと、好きになってよかった……!
【2010/04/21 21:46 】 | 有名な神話 | 有り難いご意見(0)
メデューサ退治
とある大都市。
専らの悩みは、守護神がいないこと。

アテナ  「このアテナが守り神になって差し上げましょう」
ポセイドン「いや、この俺、ポセイドン様を忘れて貰っちゃ困る」
アテナ  「私よ!」
ポセイドン「俺だ!」

どっちを断っても祟られそうです(笑
そんな究極の二者択一をどうにか解決しようと名乗り出たのが、賢者・ケクロプス。
下半身が蛇ですが、賢者の名に相応しく、敬謙な性格です。

ケクロプス「まあまあ。ではこうしましょう。お二方が我々にお与え下さる物で、判断致しましょう」
ポセイドン「おk」
アテナ  「おk」
ポセイドン「それじゃ俺は塩の泉をやるぜ。交易品としても役立つっしょ」
アテナ  「あら。塩ならすぐそこに海があるのを、お忘れでして? 海の神様なのにヤーネー(゚д゚)」
ポセイドン「うぐっ」
アテナ  「私からはオリーブの樹を差し上げるわ。この辺りの気候と相性が良いし、油の質も良いのよ」
ポセイドン「(゚A゚)√□゛」

こうして守護神はアテナに決まり、都市の名もアテナに因んで『アテナイ』となりました。

ポセイドン「俺ってバカでぇ……グスッ」
メデューサ「もう、機嫌直して、ポセイドン。アテナイの人はどうかしてるのよ」

チュッ♪

ポセイドン「(ノд;)ウッ」
メデューサ「まあっ、立派な神殿まで建てちゃって! ばっかじゃないの? ね、ポセイドン。アテナを見返してやりましょ?」
ポセイドン「(ノд゚)ウ?」
メデューサ「うふふ、アテナの神殿で、 イ イ コ ト しよ? ね?」

ギシギシアンアン ギシギシアンアン

メデューサ「ふふっ、あたしの髪、綺麗でしょ。アテナより綺麗だと思うわ♪」
ポセイドン「こらこら。アテナはあれでも神なんだから。天罰食らうぞ」
メデューサ「あら。ポセイドンはあたしを守ってくれないの?」
ポセイドン「ばかだな。俺はお前に天罰を与える方なんだよっ! うりゃああああ♪」
メデューサ「あぁん、もうばかぁん♪」
ポセイドン「俺の天罰食らえぇ!」
メデューサ「いやぁん♪ 何回でもしてぇー♪」

――……

メデューサ「〜♪ うふふ、綺麗なお花♪ たくさん摘んで、ポセイドンとお揃いの花冠を作っちゃおう♪ 綺麗な髪には綺麗なお花が必要だものね」
アテナ  「ええ、そうね」
メデューサ「……! アテナ!」
アテナ  「お前の様な醜い髪には、綺麗な花は不要よ!」
メデューサ「どこ目ン玉付いてるの! 誰がどう見たって……」

ニョロニョロニョロ ウゴウゴウゴ

メデューサ「き、きゃあああああ!」
アテナ  「綺麗な髪が台無しね☆ あらら、そんな顔じゃちぐはぐだわ。直してあげりゅ☆」
メデューサ「は、早く直しなさいよ!」
アテナ  「その顔を見たものは、恐怖のあまり石になってしまう、恐ろしい顔をプレゼントふぉーゆー☆」
メデューサ「いや、いやああああ!」
アテナ  「アテクシおちゃめ☆ てへっ☆」

メデューサ「ゆ、夢よ! これは夢だわ! 悪い夢なのよ!」

ボタッ

メデューサ「何かしら?」

ボタッ ボタボタッ←石化した鳥達

メデューサ「い、いやああああ! うそうそ、嫌、嫌よ、そんなの! ゆ、夢なのよっ! ポセイドンに会ったらきっと夢だって言ってくれるわ……!」
アテナ  「バイバイキ〜ン♪ (゚∀゚)ニャハハハハハハハ♪」

メデューサ(でももし、夢じゃなかったら……!)
メデューサ「いやあああ! もう誰にも会えないー!!」

姉1   「大丈夫よ、メデューサ」
姉2   「そうよ。だってあなたは私達を見ても恐くないでしょ?」
姉1   「私達はあなたを愛してるわ。だからこっち向いて」
メデューサ「ね、姉さん……!(ノд;)アウアウ」
姉2   「ああ、可哀相に。あんなに綺麗だった髪が……」
姉1   「あんなに可愛かった顔が……」
姉2   「私達がこんなんだから、あなたには幸せになって欲しかったわ」
メデューサ「ごめんなさい……(ノД;)」
姉1   「大丈夫よ! きっと彼なら石にならないわ!」
姉2   「神様だし、あなたを愛してるから大丈夫よ!」
メデューサ「ううん。もし石になっちゃったらイヤよ。そうじゃなくても、こんなあたしを愛するなんて、きっと無理」

メデューサ「ばいばい、ポセイドン。愛してるわ……」

その後2人が再会することは無かったと言う。
さてさて。
メデューサと言ったらこの人。

ペルセウス「ドモ」

父殺しを予言された青年ですが、今は取り敢えず置いておいて。

王    「ゴルゴンの首を取って来い。出来なかったらお前のかーちゃんを妃にする」
ペルセウス「ちょwww無理難題wwwww」

とまあ、無理難題はギリシア神話のお約束。

ペルセウス「ゼウス様が本当にお父上ならば、知恵をお貸しください(ノд;)グスッ」

苦しい時の神頼みも素敵ですw

ゼウス  「おっ、あの子は確かに俺の息子! つかちょっとヤバくね?」
アテナ  「どうしたのですか?」
ゼウス  「母を守る為にゴルゴンの首を取って来いって言われたんだと。それ何て無理ゲー……」
アテナ  「ゴルゴン? おk父上、私に任せて!」
ゼウス  「おk、任せたよ!」

アテナ  「ペルセウス。私はアテナ。協力するわ」
ペルセウス「アテナ様!」
アテナ  「先ずは私の武具を貸します。最近新調したばかりよ。それと、ヘルメスから空を飛べるサンダルを借りて来たわ」
     「良いこと? 空を飛んで、世界の果てにいる3姉妹に会いなさい。彼女達は1つの目と1揃いの歯を3人仲良く使っているから、すぐにわかるわ。そして彼女達にゴルゴンの住処を教えて貰うの」
ペルセウス「((Φ(、、)」
アテナ  「ゴルゴンも3人いるけど、姉達には手出ししちゃダメ。彼女達は死なない体だから、決して戦ってはいけません」
ペルセウス「はい」
アテナ  「狙うなら、末っ子のメデューサを狙いなさい。但し彼女は見たものを石に変えてしまうから……」
ペルセウス「うわぁ、鏡みたいですね……!」
アテナ  「ふふ。ありがとう。この盾に姿を映して、顔を見ないようにするのよ」
ペルセウス「何から何までありがとうございます! 必ずメデューサを倒して参ります!」
アテナ  「期待しているわ」

ペルセウス「とは言ったものの、殺すのは気が引けるなぁ……」
     「おや?」

ペルセウス「人が石になってる! 大人達だけじゃない! 子供や野良犬まで! ああ、それに何てことだ! 罪もない野鳥や野兎まで石にされて……!」

ペルセウス「迷いは晴れた! メデューサを倒さなくちゃ!」

アテナ  「元凶はアテクシだけどね☆ 父上にもバレてないみたいし、心配ならニケを遣わすから大丈夫(゚∀゚)ニャハハハハ♪」

ペルセウス「えっと、この辺かな?」
女1   「目ン玉マダー?(*x*)」
女2   「もうちょっとー。(*x゚)」
女3   「こっちもそろそろね。(*O*)」
ペルセウス「あれが噂の! うわースゲェ器用ー」

ヒョイッ ∩゚彡

女1   「あっ、取られた!Σ(*x*)」
女2   「えっ!? (*x*) 」
女3   「ちょっと! 目ン玉返しなさいよ!(*□*)」
ペルセウス「やあ済みませんな。返して欲しくばゴルゴンの居場所を」
女3   「キィーッ!! ふざけるんじゃないよ! ゴルゴンは私たちの姉妹なのよ!(*□*)」
女2   「そうよそうよ!(*□*)」
女1   「返しなさいよ!(*□*)」
ペルセウス「おk、交渉決裂、人質ポイッと!」
女3   「ぎゃーああああ!(*□*;)」
女2   「人で無しィィィ!(*□*;)」
女1   「冷血鉄仮面皮ィ!(*□*;)」
ペルセウス「まあ、神様の息子ですから、あながち間違いでは」
     「それにしても美味しそうな目ン玉ッスね。見てたら食べたくなったのであーん♪」
女達   「Σ(*□*;)」
     「わかったわ! 教えるから返してー!」

こうしてゴルゴンの居場所を聞き出したペルセウスさん。
早速ゴリゴンの居場所を知っている姉妹に会いに行きます。

姉妹1  「あらかわいー♪」
姉妹2  「よしよし、ラドン。大人しくしててね」
姉妹3  「ね、あなた、ご趣味は? 好きな方はいらっしゃるの?」
ペルセウス「えっと、俺、ゴルゴン倒しに来たんですけど……」
姉妹1  「好きな食べ物は? 綺麗なお姉さんは好きかしら?」
ペルセウス「(即答)好きです(キリッ」
姉妹   「やーん、可愛い〜♪」
姉妹2  「待ってて、お姉さんがイイモノ貸してあげる♪」
姉妹3  「その間、お姉さんがイイコト教えてあげりゅ♪」
姉妹2  「やん、私の分残しといてね♪」
姉妹1  「保証できないわ♪」
姉妹2  「あーん、いぢわる☆」
ペルセウス「えっ、あっ、あのっ、そのっ」
姉妹3  「可愛いー♪ ハデスみたーい♪」

ハデス  「Σぷしっ!」
タナトス 「ハデス様、風邪〜?」
ハデス  「神様が風邪引くの?(´・ω・`)」
タナトス 「ハデス様なら引きそう〜(゚∀゚)ケラケラケラケラ」
ハデス  「ええっΣ(´Д`;)」
姉妹2  「ハデスー♪ ちょっと兜借りるわね〜♪」
ハデス  「いいおー(・ω・)ノ」

お人好しハデスさんなら、きっとこんな感じでライトに承諾するでしょうw

姉妹2  「借りて来ちゃった☆」
姉妹1  「ハデス好い人よねー♪」
姉妹3  「好い人留まりだけどねー♪」

ハデス  「Σえーっくし!!」ズビッ

姉妹2  「これはね、姿を隠す兜なの」
姉妹3  「これを被ると姿が見えなくなるわ」
姉妹1  「頑張ってね」
ペルセウス「はい!」

冥王の意外な協力もあり、俄然張り切るペルセウスさん。
ゴルゴン姉妹の許へ向かいます。

ペルセウス「石になった人達を飾るなんて、趣味悪いなー」
     「ゼウス様、アテナ様、ヘルメス様、ハデス様! 俺、絶対倒しまっす!」
     「…………」
     「石に代わって、おっしおきよ〜☆m9(゚∀゚)」←ノリノリ

そして夜。

ゴルゴン 「すやすやすやすや……」
ペルセウス「 |゚)コソッ」
     「末っ子だから、あの中で1番若そうな……あ、あれかな?」
メデューサ「すー……すー……」
ヒュプノス「 |・)ノ〜。゚。」←実はいる
ペルセウス「顔を見ない様に……ぜああああああ!!」

ブシュッ!!

メデューサ「ぎゃあああああああ!!!!!!」
ペルセウス「よし、手探りで首を革袋に……」

ゴソゴソ……

ゴルゴン姉「Σどうしたの、メデュ……」
ゴルゴン姉「きゃああああ! 首がっ、首がっ!」
ゴルゴン姉「いけない子ね、首を忘れちゃうなんて(;∀; )アハハッアハハハハッ」
ペルセウス「 |))))サササッ」

ペルセウス「あー、兜があって良かったー……!」
     「姉の方も恐いけど、あれよりもっと恐い顔だなんて……」

ウズウズ

ペルセウス「だっ、ダメだダメだっ! 見ちゃダメだ見ちゃダメだ見ちゃ(以下略」

姉妹1  「お帰りー♪」
ペルセウス「倒して来ました!」
姉妹2  「それじゃ、兜を返して来るわね」カポッ
ペルセウス「あっ、はい! お礼も言っておいていただけますかっ!」
姉妹2  「いいわよー♪」

姉妹2  「ハデスー♪ 兜返しに来たわよー♪」
ハデス  「わざわざありがとだお(・ω・)ノ」
姉妹2  「借りた人がありがとうだって♪」
ハデス  「役に立てて良かったお〜(´∀`*)」

姉妹2  「だって(´∀`*)♪」
姉妹1  「(´∀`*)♪」
姉妹3  「(´∀`*)♪」
ペルセウス「(´∀`*)♪ あ、それじゃあ俺、そろそろ帰ります」
姉妹1  「またいらっしゃいねー♪」
姉妹2  「元気でね〜♪」
姉妹3  「きっとイケメンになるわー♪」

帰路を急ぐペルセウスさんはその後、

ペルセウス「嫁さん、GETだぜ(゚∀゚)」
アンドロメダ 「やーん♪(*ノノ)」

ペルセウス「アテナ様! メデューサ倒しました! 首を献上します。それと、剣と盾、ありがとうございました。ヘルメス様にはサンダルをお返しします。」
アテナ  「ふふ、ありがとう」
ペルセウス「ゼウス様とヘルメス様に、ありがとうございましたとお伝えください!」
アテナ  「わかりました。縁があればまたどこかで会うでしょう。それまで壮健で」
ペルセウス「はい!」

メデューサの首はアテナの盾に取り付けられ、以降それが正装となりましたとさ。

アテナ  「……計画通り( ー )ニヤリ」
【2010/04/20 09:20 】 | 有名な神話 | 有り難いご意見(0)
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